ISBN:4163193804 単行本 村上 龍 文芸春秋 2000/07 ¥1,650 バブル崩壊の2年前、著者は『愛と幻想のファシズム』で、戦後日本が作りあげてきたシステムに拮抗する「狩猟社」を登場させ、世界経済と格闘させた。13年後、教育をテーマにした本書で、著者は再び経済と出あう。金融経済の専門家、文部省官僚などへの3年にわたる徹底した取材から、正確な情報に裏打ちされた話題の超大型長編。

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村上龍の作品は初めて読んだ。以前中田英寿との対話集みたいなものは書店で読んだことがあった。小説は初めてだった。

読んだみた感想としては、読後感があまりよくない作品だった。作品が決して面白みがないという意味ではない。基本的に俺は面白くなく興味の無い本は初めから読まないからだ。

たぶん、この物語の日本が現実味を帯びてきているからだろう。
「この国には何でもあるが、希望だけがない」

このフレーズが一番印象に残った。この物語はすごく専門的な言葉が多く、村上龍がかなりネタを集める為の調査をやったことがうかがえる。

中学生を物語の中心に据え、日本の危機を描いていく。
まだ、初めて読んだ作品なので他の作品にもたくさん触れてみたい。(時間があれば・笑)

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